日本口腔インプラント学会専門医とは?
日本口腔インプラント学会専門医とは、インプラントの知識と技術を有し、認定資格条件を満たしたうえで専門医試験に合格した者が取得できる資格です。
当診療所では、日本口腔インプラント学会専門医の資格を持った歯科医師が治療しています。
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インプラントとは?
歯を失った方への治療方法は、入れ歯とブリッジが従来の方法でした。
インプラントの治療はさらに一歩進んだ義歯治療です。
インプラントとは、歯がなくなってしまった歯肉に、金属の土台を植え、歯の根の代わりにします。その上に歯を作っていきます。
- 治療期間がかかる
- 外科的な手術が必要
- 費用がかかる
- 取り外しの必要がなく、違和感が少ない
- 審美的である
- 残存している天然歯に影響を与えにくい
- 咀嚼力は天然歯と同様で、食事の制限が少ない
- 発音障害が少ない
インプラント治療の流れ
レントゲンなどによって十分な診断の後、インプラント治療に関する説明を受けます。
チタン製の小さなネジのような形状のインプラントを局所麻酔であごの骨の中に埋め込みます。
インプラントと骨がしっかりとくっつくまで約6~24週間(骨や内容により異なります)待ちます。
この期間、一般的にはインプラントの上に仮歯を入れておきます。
人口の歯を取り付けます。
インプラント治療の終了後は、ホームケアが重要です。正しい歯みがきと半年に一度は定期健診を受けましょう。
治療例 歯を1本だけ失った場合
「失われた1本の歯根の代用品」としてインプラントを1本だけ使って失った歯の部分を修復する方法は最も洗練された治療方法であり、審美的にも満足のいく結果が得られます。
1本のインプラントによってあたかも自分の天然歯のように自然に感じられます。
あご骨の「萎縮」の心配もなく、本来の骨量を維持できます。ブリッジを入れる時のように健康な隣りの歯を削る必要がありません。
【治療期間/治療回数】2ヶ月/3回
【注意点・リスク】
・外科的手術が必要となり、場合によっては予備手術を行なうこともあります。
・全身疾患がある場合は、治療できないこともあります。
・インプラントの維持には十分な口腔衛生管理と定期的な健診が必要です。
・保険診療適用外となりますので自費診療の扱いになります。
インプラント料金
500,000円(税別)※CT撮影、計画の立案を含む
インプラントQ&A
- 糖尿病でも大丈夫ですか?
- 医師の指導のもとに十分コントロールされていれば大丈夫ですが、状態によってはインプラント手術ができない場合もあります。
詳しい病状を先生にお伝えください。 - 歯周病でも大丈夫ですか?
- 歯周病にかかっている方は、お口の中の衛生状態の悪い場合が多く、そのままではインプラントを入れることができません。
治療と正しい歯みがきを身につけることで歯周病を直し、それからインプラントを入れます。 - 治療の間、歯がないところはどうしますか?
- 仮歯や仮の入れ歯を入れておきます。
見た目にも食事をするにも問題はありません。
- インプラントはどのくらいもちますか?
- インプラントはチタン製で、とても丈夫ですので何か問題が起こらなければ半永久的にお口の中で機能します。
しかし、歯みがきが十分にできないでインプラントの周りに歯垢がついた状態にしていると、天然歯と同様、歯槽膿漏のような状態になり、インプラントの周りの骨がやせてしまってグラグラ動いてしまいます。このようになったインプラントは抜くしか仕方ありません。
インプラントを長持ちさせるためには、毎日しっかりと歯みがきし、必ず定期検診を受けてチェックと指導をしてもらわなければなりません。 - インプラントの手術は痛いですか?腫れますか?
- 口の中だけの局所麻酔をしてからインプラントを入れますので、ほとんど痛みは感じません。
処置時間はだいたい30~120分くらいです。ただし、麻酔が切れてからは傷口の痛みが全くないわけではありません。手術後1~2日痛みや腫れが出る場合がありますが通常すぐに治まります。